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同じ空の下

山あり谷ありでもう50代半ば。日常のなんでもない中に、楽しい事探して行こう。    笑っていたいもんね。

綿矢りさ『蹴りたい背中』

Category映画、小説、漫画、アニメ
図書館で、たまたま見つけた小説、去年~今年に読んだ中で
ダントツに一番面白かった

綿矢りさの『蹴りたい背中』。

2004年、第130回芥川賞を受賞した小説だ。
作者は当時19歳。

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さびしさは鳴る。
耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸をしめつけるから、せめて周りには聞こえないように、
私はプリントを指で千切る。


冒頭のこの一節で、もうこの本が面白い事が分かった。

主人公「私」は、高校一年生の陸上部に所属する女子高生。
クラスに馴染めず、昼休みも一人で窓辺に椅子を移動して、カーテンに隠れて
お弁当を食べる子だ。

でも、いじめにあっている訳でもなく、中学の友達の絹代は、高校に入ってから出来たグループに
入れてくれようとしてくれてる。

なのに「私」は意地を張る。
グループの絆を強める為に利用しているだとか、人に無理に合わせるのが嫌だとか
強がっている。

本当はさびしくて、みじめでやるせないくせに。

理科の実験の斑決めで、「私」と同様に「余り者」になって、同じ斑になった男子高生、
にな川。

この子も馴染んでないんだけど、多分「私」のように、強がってはいない。
それはオリチャンというモデルでアイドルの大ファンと言う、強い拠り所があるからだ。

「私」が中学生の時、オリチャンと出会っていたことから、
にな川との「余り者」同士の奇妙な関係が始まる。


10代の若い作者だからこそ描けた世界。


ミタ子は、「私」もさることながら、にな川がチャーミングで愛しく思えて仕方ない



1601目


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4 Comments

KAGOME  

ミタコしゃん♪おはよー!(^o^)/~~

若い作家さんで当時はかなり取り上げられていたよね~(*^^*)
芥川賞を取ってから大分、経ったんだね(^^)
早いな~

ミタコしゃん♪いつもながら読解力は素晴らしいね(*^O^*)
読んでいない私まで読んだ気になってしまったわ(*^▽^*)

2016/08/09 (Tue) 09:26 | REPLY |   

きっしぃ  

No title

この本は当時、学生だった娘が読んでいました
若い方が書かれた本だったので
私には読めないと思ってました(〃∇〃)

ミタ子ちゃんの解説を読んで
凄く読みたくなりました(*^^*)

2016/08/10 (Wed) 14:39 | REPLY |   

ミタ子  

Re: タイトルなし

KAGOMEちゃんへi-175

こんばんわ~。
うん、時の経つのは早いよね。
歳をとる訳だ。

当時は全然興味無かったんだけど、やっぱ賞をとるだけあるなって思ったよ。

お褒めいただいて、ありがと(^^

2016/08/10 (Wed) 23:32 | REPLY |   

ミタ子  

Re: No title

きっしぃさんへi-175

お嬢さんはどういう感想だったのかな?

ミタ子は、主人公が高校生の本が好きみたい。
「青の炎」も「ネバーランド」も「桐島…」もみんなそうだもん。
その中でも、特に面白かったよ。
にな川が可愛くって可愛くって。

2016/08/10 (Wed) 23:35 | REPLY |   

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