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桐島、部活やめるってよ

ずっと、DVDレンタルが開始になるのを、待ってたんだけど、
「日本アカデミー賞」を取ったからか、いつもレンタル中で、なかなか見られなかったけど、

やっと見られたよ。

「桐島、部活やめるってよ」を。


原作は、「何者」で、第148回直木賞を受賞した、朝井リョウさんの、
文壇デビュー作なの。

主題歌は、優くんの「陽はまた昇る」だから見たかったんだ。

だから、実を言うと、映画はあまり期待してなかったの。


ところが、素晴らしい映画だったのよ。


詳しくは書かないつもりだけど、それでもネタバレ部分が有ると思うので、
これから映画を見る方はここまでで






桐島本人は出てこない。 厳密に言うと「らしき」人が写る場面はあるけど、
出てこないと言っていい。

だから桐島はどういう人間かは想像するしかない。

桐島という、男子バレー部の、学校一の美女の彼女がいる、
何でも出来るスーパースターが、部活をやめたらしい、
金曜日から火曜日までのお話。

理由も分からず、突然で、
周りの人々が翻弄されていく。


ミタ子には懐かしい、でも今の現役にはリアルな学校生活が描かれる。

手が届かない人への憧れや、部活に打ち込む姿、苦しかったり、
ほんのちょっとの事でうれしくなったり、単調なようでキラキラした青春
そして、同調圧力。

この映画は単なる青春映画ではないと思うの。

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彼らにとって、学校生活が世界の全てだ。

桐島が部活をやめて、
バレー部員も、いけてる男子達も、女子グループも
きしみ始める、ギクシャクする。
みんなブレる。

でも、桐島に一番遠い存在の、神木隆之介演じる前田は
ブレない。 

どんなに女子に引かれようと、好きなものは好き。
映画部の監督の彼は、ゾンビ映画を撮るんだ。

桐島も、同調圧力も関係ない。

いけてない男子代表みたいな彼が、ミタ子にはかっこよく見える。

      

この映画にはBGMはない。
リアルな世界にBGMなんてあるはずも無いもんね。

ただ一つ、クライマックスの屋上でのシーン、吹奏楽部の練習曲がリンクする。

ワーグナーの歌劇ローエングリンだ。

なんちゅう素敵な演出なんだ。

桐島に一番近い存在の宏樹が前田に聞く。
「将来は映画監督ですか?」

前田は答える。
「監督は無理」

「え?じゃなんで、こんな8ミリで映画撮ってるの?」

前田は答える。
「俺達の好きな映画と俺達の撮る映画が、繋がってると感じる時があって」


 
宏樹が聞く。
「先輩は3年で夏過ぎたのに、なぜ引退しないんですか?」

野球部キャプテンは言う。
「ドラフトが終わるまではね」

「え?先輩にスカウトがきてるんですか?」

キャプテンは答える。
「全然。でも、ドラフトが終わるまでは。うん」

そう、部活を続ける意味ってそんなところだ。

宏樹のセリフに、『出来るヤツは何でも出来て、出来ないヤツは何にも出来ないってことだよ』
ってある。

何でも出来る宏樹には、前田やキャプテンの幸せが分からなかったに違いない。
だから質問したんだろう。

何でも出来るヤツ、って幸せなの?

努力しないでも出来るんだよ、必死で努力して手に入れる、
そんな喜びを知ることはないんだよ。

桐島が部活やめたのも、そんなとこかも知れない、と思ったの。

だって、宏樹はつまんなそうで笑顔じゃないんだよ、でも、前田は笑顔なんだよ。
映画部のみんな楽しそうなのよ。


こんな素敵な映画の主題歌に優くんが選ばれて、ほんとにうれしい。


戦おう。ここが俺達の世界だ。
俺達はこの世界で生きて行かなければならないのだから



長話になってしまいました。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました


507日目



 
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